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【池上彰の世界の見方、アメリカ2】とてつもない先進国と大変な発展途上国が一緒になった国『アメリカ合衆国』
こんにちは。
しもやん(@shimoyan0101)です。
このブログでは書籍
『池上彰の世界の見方 アメリカ2 超大国の光と陰』を
ギュッとまとめて紹介しています。
池上彰の世界の見方 アメリカ2 超大国の光と陰
著者 池上 彰
囚人労働が「刑務所ビジネス」になった。
池上彰の世界の見方 アメリカ2
ざっくりまとめました。
まるで現代の奴隷制
実は、
大勢の黒人たちが
刑務所で労働させられているという構造は
今も続いています。
アメリカ全人口の13%しか占めていない
黒人が
収監者数の全収監者の占める比率は
約40%です。
受刑者が民間企業の労働力
アメリカでは
受刑者が
民間企業の労働力として
安価に使われ、
それによって
企業が高い利潤を上げる。
仕組みは「産獄複合体」といわれ、
「まるで現代の奴隷制だ」
と問題視されています。
黒人たちを
意図的に多くの逮捕・収監して
長期にわたって「現代の奴隷」のように
働かせているのではないか、
ということです。
黒人への暴力と差別
以前から、
白人警察官の過剰な暴力で
黒人が死亡するケースは、
繰り返されてきました。
2019年に警察による
武力行使で殺された人は1096人で
そのうち
・白人が443人
・黒人が277人
アメリカ全人口の13%しか占めていない黒人が
いかに殺されているかがわかります。
白人警察官
どうして、こんなことが繰り返されるのか?
そもそも、
白人警察官の
黒人に対する
差別意識が非常に強い、
ということにあります。
ひとつは、「奴隷制時代の歴史」。
もうひとつは、
アメリカが「銃社会」だからです。
実は、
白人警察官も命がけなのです。
ちょっと職務質問する時にも、
相手が銃を持って
いきなり撃ってくるかもしれない。
銃への恐怖心を常に抱いているわけです。
アメリカの大学生に人気の就職先
アメリカの大学生に人気の就職先に
ティーチ フォー アメリカ
という教育機関のNPO団体があります。
参考図書:『パトリックと本を読む』
優秀な学生が貧しい地区に行き
子どもたちに勉強を教えるのですが
その資金は企業から提供してもらってます。
アメリカの大学生には、
子どもたちに勉強を教えたい
という人が多いのです。
アメリカと日本の違い
日本にも所得が非常に低くて塾に通えない。
だから、大学にも行けないような
子どもたちのために
いろいろ支援活動する
ボランティア団体があります。
経済格差のしわ寄せが
弱者に向かう状況は
アメリカも日本も変わりません。
そういう現実があるということですね。
まとめ
黒人差別は奴隷解放宣言から
150年以上経った、今でも
カタチを変えて続いているのです。
とてつもない先進国と
大変な発展途上国が
一緒になっているのが
アメリカっていう国。
少しでも
興味を持ってもらえれば嬉しいです(^^)
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