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【本の要約】社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?
こんにちは。
しもやん(@shimoyan0101)です。
このブログでは書籍
『社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?』を
ギュッとまとめて紹介しています。
社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?
著者 池上 彰
日本の教育関係者の多くが、「読解力」を
「読解力=国語の点数」という認識だったのです。
なぜ、読解力が必要なのか?
ざっくりまとめました。
模範解答の忖度
学びの場における読解力とは、
「この文章は何を意味していますか」
などと問われたときに、
文章などの事実に向き合って、
相手の言おうとしていることを
自分なりに一生懸命考え、
正しく解釈する力です。
忖度力と読解力は、似て非なるものなのです。
先生からいい点はもらえません
しかし、日本の教育現場では、
出題者の求める答えを推測する力、
すなわち
「忖度力」を重視しているのではないかと
思われる場面に出くわすことが多々あります。
特に
「自由に意見を述べよ」
「自由に感想を述べよ」
といった設問においては、
自由すぎる解答、
たとえば
あまりに飛躍した答えだったり、
論理的には間違っていないけれども
常識的にはどうかいう答えだったりは、
残念ながら先生からよい点をもらえません。
先生も
答えがひとつではない中で
点数をつけないといけませんから
いきおい
「いわゆる模範解答」
に点数をつけてしまいます。
生徒たちは高得点をとるために、
その模範解答を忖度して書いてしまうのです。
できる子
「解答者に忖度力求めてくる問題」に慣れた
「できる子」は、小学生のころから、
出題者が解答者に求めている答えを
瞬時に察知することができます。
すると
先生の覚えもめでたく、成績もよくなります。
忖度すれば褒められる、と
学んだ子どもは、
結果的に忖度力を鍛えていきます。
新聞は日々読み続けるのがコツ
新聞を読まない人は
「たまに読んでみても、意味がわからない」
と言いますが、
毎日読んでいれば
なんとなくわかってくるはずです。
たまに読むからわからないのです。
お金を使わずに情報収集をしよう、
読解力をつけようというのは、
どだい無理な話です。
やはりここは新聞を宅配で契約して、
毎日読んでみてほしいと思います。
すると次第に世の中がわかってくるはずです。
子ども向けの新聞も出ています
小学生向けには
中・高生向けには
かつて
NHK「週刊こどもニュース」を
大人が見ていたように
子どもだけでなく大人からも
「ニュースがわかりやすい」と好評ですし、
本紙よりも兼価です。
ものごとを理解するいちばんの秘訣
ものごとを理解するいちばんの秘訣は
アウトプット(発信)を意識した
インプット(情報収集)
なのです。
すなわち、
なにごとも人に説明する前提で、
問題意識を持って資料にあたり、
深く理解する、ということです。
まとめ
限られた試験時間の中で
効率よく解答するための
テクニックがありますが
そういう指導を受けていると、
本文ちゃんと読んでじっくり考える
ということしなくなっていきます。
これでは読解力がつくわけがありません。
少しでも
興味を持ってもらえれば嬉しいです(^^)
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