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【累々】結婚ってなんだろうって、そればっかり考えてる。松井玲奈さんの小説『累々』を紹介
こんにちは。
しもやん(@shimoyan0101)です。
このブログでは書籍
『累々』を
ギュッとまとめて紹介しています。
累々
著者 松井 玲奈
結婚ってなんだろうって、
そればっかり考えてる。
累々
ざっくりまとめしました。
作短編集 5編
・小夜
・パンちゃん
・ユイ
・ちぃ
・小夜
この中から3作ざっくり紹介します。
「パンちゃん」
君もそのうち僕に飽きて
いなくなっちゃうんだろうな。
だって僕たちは
付き合ってるわけじゃないし、
都合のいい関係でしょ。
抱きたい時に抱いて、
抱かれたい時に抱かれて。
今日だって
セックスしたいって思ったから
君のことを呼んで、
こうしてここにいるわけだし。
お互いに開いた傷の
応急処置をしてるようなものだよ。
「ユイ」
他の子とは違う気がした。
だから知りたくなったんだ。
他の子はお金をあげて、
プレゼントをあげれば簡単に喜ぶのに、
君は違った。
彼氏の家に入り浸ってて、
お金に困っているはずないのに
どうしてパパ活をするのか。
幸せがそこにちゃんとあるに、
彼氏の友達と
体の関係を持ってしまうことも、
私の理解を超えていて、
わからなくて怖いんだよ。
そんなキャラクター今までいなかったんだ。
「ちぃ」
ハジメ先輩に振られた。
この人の才能に、人柄に恋して
すべてを知りたいと思った。
けれど、私は振られてしまった。
ブルーベリーのガムの匂いがする人で
甘ったるい匂いが
いつも彼を包み込んでいた。
漂ってくる香りは
私に絡みついて頭をクラクラさせてくる。
振られたばかりの私
八分前に
振られたばかりの私は
十一月のひんやりとした空気の中
世界で一番好きな人に
肩を抱かれ、鼻水をすすりながら
その人の家に向かっている。
振られたはずなのに、
なんでこんなことになっているかは
よくわからなかった。
まとめ
「マリッジブルーか」
そんな簡単な言葉にしないで欲しかった。
少しでも
興味を持ってもらえれば嬉しいです(^^)
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