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【池上彰の世界の見方、インド】まだまだ発展途上の『インド』の現状
こんにちは。
しもやん(@shimoyan0101)です。
このブログでは書籍
『池上彰の世界の見方 インド 混沌と発展のはざまで』を
ギュッとまとめて紹介しています。
池上彰の世界の見方 インド 混沌と発展のはざまで
著者 池上 彰
インド人は数学が得意は本当か。
池上彰の世界の見方 インド
ざっくりまとめました。
インド人=数学が得意?
「インド人=数学が得意」なのではなく、
インドは人口が多いから
数学ができる人もいっぱいいる、
ということ。
死ぬものぐるいで勉強する
カーストから脱出するために、
あるいは、
貧しさや古い習慣の残る田舎から脱出するために
死ぬものぐるいで勉強する人たちがいて、
その人たちが
高度な数学の知識を身につける。
優秀の人もいっぱいいるけど、
インドに行ってみると、
数学ができない、あるいは、
読み書きができない人たちもいっぱいいる。
インドの「トイレ問題」
モディ首相は
「清潔な指導者」といわれています。
2019年10月
モディ首相はインドの
「野外排せつゼロ」を宣言しました。
「5年間で6億人がトイレを使えるようになった。
女性たちは暗くなるまで待つ必要はない。(野外排せつのため)
1億1000万台を超えるトイレが設置された。」
と述べ大きな拍手が送られました。
まだまだ発展途上
インドでは
家にトイレがなかったり、
学校に女子トイレがなかったり、
ユニセフなどが
2015年に行った調査では
人口約13億のうち
田畑など野外で用を足している人が
なんと
約5億2300万人もいたのです。
IT産業がもてはやされるインドですが、
インフラ設備や公衆衛生の面では
まだまだ発展途上なのです。
産業構造が変わって取り残される人たち
コンピューターとは無縁の
仕事をしてきた中高年の人に、
今から、
コンピューターや言語や
プログラミングソフトを学んで
ITの仕事についてください。
というのは無理だよね。
インドの頭の痛い問題
インドは、これから
経済が発展していくと、
新しい産業から取り残される人が
大勢出てくるだろうと予想されます。
そういう人たちをどう処遇するのか
これから
インドの大変、頭の痛い問題だろうと思います。
世界が注目しているインド
「世界最大の民主主義国」は
性差別や宗教、カーストによる差別、
政教分離の危うさなど、
根深い問題を抱えながらも
モディ首相の政策によって
大きく変化している途上です。
インドの行く末には世界が注目しています。
まとめ
海外の国について学ぶ時、大事なことは、
その国の立場になってみるということです。
その国の人の立場に立って考えると、
それぞれの国の国家戦略や人々の思いや
論理がわかってきます。
少しでも
興味を持ってもらえれば嬉しいです(^^)
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