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【酒に溺れた人魚姫】ネオ無職ユーチューバー『酒村ゆっけ、さん』の小説をざっくり紹介します
こんにちは。
しもやん(@shimoyan0101)です。
このブログでは書籍
『酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす』を
ギュッとまとめて紹介しています。
酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす
著者 酒村 ゆっけ、
「メリークリスマス」
酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす
ざっくりまとめました。
短編10篇
・口紅の弾丸
・外の世界を知らない猫
・フラワーボーイ
・酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす
・くまのくぅーちゃん
・深夜のOL牛丼
・本当にあったビデオカメラ
・あの頃のクリームソーダ
・ショートケーキの空襲
・「 」
この中から2作、ざっくり紹介します。
ショートケーキの空襲
ダメだ、次々と嫌な考えが
私の頭を支配してくる。
早く目の前の幸せを食べないと、
考える暇もないくらいに食べ続けないと。
ミルクレープの層
ミルクレープの層を
断絶するときの
あの不思議な感覚で落ち着きを取り戻す。
綺麗に重なっていた層も
咀嚼(そしゃく)と共に
ばらばらになって一つに混ざり合う。
甘い、幸せ、甘い、幸せ。
一人ケーキ
美しいケーキたちを搾取しているときだけ、
とびきりの女の子になれたような
感覚になれる。
自己肯定感を糖があげてくれる。
もしも、私が可愛かったら。
テレビに映るあの子のように
スタイルも抜群で可愛かったら。
こんな風にクリスマスに惨めに
一人ケーキを食べ続けなく済んだのだろうか。
口紅の弾丸
「新しく口紅を買ってので付けてみました」
「似合ってる、ちょっとドキッとした」
急に真顔になった二人の目があった。
「ずるいですよ」
少し残っていたビールを熱い身体に流し込んだ。
中華料理屋を出て
二人は肩が触れ合うくらいの距離で
歩き出した。
歩くたびに、少しだけ手が触れる。
気づけば指は絡み合い
お互いの温もりを感じる距離になっていた。
男の薬指には
指輪を外した跡がうっすら残っていた。
この男、黒だ
彼女の唇を伝って、相手の唇にも
色が灯る瞬間に私は悟る。
やはり、なにも変わっていない。
この男、黒だ。
私は伊達に口紅にじゃない。
何百、何千、何万という
数え切れない唇に触れてきた。
私の存在目的は
強く美しい女でいるための
魔法の武器であること。
そして
女の思いを踏みにじる
悪を貫く銃弾であること。
世界一のゆっけ
著者 酒村ゆっけ、さん
YouTubeチャンネル
・世界一のゆっけ
酒を飲み、飯を食う。
それに対してベラベラと
独身女が喋るだけの動画です。
まとめ
数ある妄想設定や夢日記を
メモの引き出しからかき集め、
ほろ酔いになかりながら描写した。
その景色をできるだけ正確に書き進めた。
少しでも
興味を持ってもらえれば嬉しいです(^^)
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