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【むき出し】自分の過去をさらけ出す。お笑い芸人『EXIT兼近さん』の自伝小説
こんにちは。
しもやん(@shimoyan0101)です。
このブログでは書籍
『むき出し』を
ギュッとまとめて紹介しています。
むき出し
著者 兼近 大樹 EXIT(イグジット)
人を笑わせる毎日って楽しそうだよな。
むき出し
ざっくりまとめました。
混ぜるな危険
なぁ、一度そっちに走り出したんだからさ、
最後まで裏の世界で生きてくれ。
表に出てくるな。
色が違うんだよ。
俺色に染まる人間を生みたくない。
混ぜるな危険。
世界は隔たれているんだ。
「飯だ」
小窓から看守が弁当を入れる。
ふざけんじゃねえねよ
ここ最近、同世代で活躍している人が
テレビに映ると、見ないようにしていた。
なんとか王子とかクソ。
生まれた環境が良くて、
親がお金持ちで、
何の苦労も知らないで成功して、
祭り上げられて
ふざけんじゃねえねよ。
努力?才能?
誰が教えてくれた?
その道具はどうした?
現実を知らんねえで
楽しんでんじゃねぇ。
こんな奴らが楽しく生きてる世界が気持ち悪い。
誰かが教えてくれていた
斉藤の家の倉庫で後悔したことを
もう忘れていた。
今までも何度かあった。
何度も何度も振り返るチャンスはあったと思う。
後悔しては、神様に頼り、
反省しては、忘れていた。
昔からどっかで誰かが教えてくれていた。
「暴力はいけません」
「相手の気持ちを考えよう」
「人に優しくしましょう」
ふざけた洗脳じゃなかったんだ。
俺のために教えてくれていたのか?
殴った相手が色んなことを抱えて生きている
すげぇヤツだなんて、考えたことなかった。
俺が今まで殴ってきた相手、その家族のことも想像する。
調子こいている奴は気に入らない。って、
俺と同じように、
調子こいてる理由があったのかな。
東京の夜空
「すいません、ここで降ります」
家のから少し離れた場所で降ろしてもらった。
歩道橋を一段飛ばしで上がり、
丁度上りきった辺りで
背後から突然声をかけられた。
「石山さんですね?」
不自然な声のハリに緊張して振り返ると、
不気味に微笑む男達が4人ほど立っている。
カメラのレンズが鈍く光り、
俺だけを見ていた。
「週刊文春です!何の件かわかりますか?」
自信の過去のことだと確信した。
まとめ
こんなに迷惑かけ続けて生きていいのかよ。
でも、俺はまだ生きたいと思っている。
人を羨むな。今を恨むな。
自分にあるモノを数えろ。
少しでも
興味を持ってもらえれば嬉しいです(^^)
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